サウンドクリエイターの仕事内容

ゲーム中の場面に適したサウンドやBGMは、プレイヤーに高揚感を与えたり、悲しい気持ちにさせたり、感情に変化を与えます。特に、ゲームにとって大切な達成感を最大化させることにもサウンドは大きな役割を果たしますので、ゲームの面白さに直結する要素とも言えます。

サウンドクリエイターと聞いて最初に思い浮かべるのは、このBGMの作曲かと思います。メインゲーム中で使われるBGMなど、ある程度の長さのある曲を作ります。

先に述べたようにプレイヤーの気持ちに直接訴えかけて感情を動かすためには、しっかりとしたテーマ性を持って曲を設計する必要があります。作曲の前に、その曲がどういった場面で使われ、プレイヤーにどのタイミングでどんな気持ちになってもらいたいのか、ディレクターや担当のプランナーをしっかりディスカッションした上で、テーマも含めて言語化しておく必要があります。

また、単にディレクターやプランナーから要望を聞くだけではなく、サウンドクリエイターから積極的に提案していくことも大切です。ディレクターやプランナーは比較的幅広い知識を持っているものの、サウンドにとても詳しいという人は多くありません。受け身にならず、よりよくなるようなアイデアをどんどん提案できるといいでしょう。

BGM以外にも音声やサウンドエフェクトなどを作るのもサウンドクリエイターの仕事。映像業界ではサウンドディレクター、作曲家、音響担当など、分業が進んでいる場合もありますが、ゲーム業界では一人で幅広く担当することが多いです。サウンド全般をコントロールしてプレイヤーの感情を動かしていきます。

サウンドエフェクトとは
ゲーム中の打撃音、爆発音、足音などのアクションに伴う音や、風の音、波の音などの環境音に加え、UIの動きに伴う音もサウンドエフェクトに分類されます。

作曲環境

サウンド作成にはDAWと呼ばれるツールを使います。代表的なDAWにはCubase(キューベース)やLogic Pro(ロジック・プロ)、Pro Tools(プロ・ツールス)といった製品があります。機能面では大きな違いはありませんので、どのツールを使っても問題ありません。実際の制作現場ではCubaseかPro Toolsが使われていることが多いです。

サウンドクリエイターの年収

年齢 年収 月額給与 ボーナス
20~24歳 361.4万円 22.6万円 90.3万円
25~29歳 287.5万円~337.5万円 21.1万円 84.4万円
30~34歳 287.0万円~387.0万円 24.2万円 96.8万円
35~39歳 296.5万円~400.5万円 25.0万円 100.1万円
40~44歳 329.0万円~450.0万円 28.1万円 112.5万円
45~49歳 382.0万円~504.0万円 31.5万円 126.0万円
50~54歳 430.0万円~540.0万円 33.8万円 135.0万円
55~59歳 425.5万円~535.5万円 33.5万円 133.9万円
60~65歳 264.5万円~535.5万円 22.8万円 91.1万円

「音楽関係の仕事」というとミュージシャンのような薄給をイメージするかもしれませんが、サウンドクリエイターの多くは一般的なサラリーマンと同じように雇われの身となりますので、毎月安定した給料をもらうことができます。有名なクリエイターにならなくても、家族を養うことは難しくありません。

未経験者からでも転職できる?必要なスキルと学歴について

サウンドクリエイターは狭き門

サウンドクリエイターは未経験で転職するのは少し難しいです。

他の職種と異なり、サウンドクリエイターの募集数は非常に少ないです。サウンド制作チーム自体を社内に持たない会社が多いため、ゲーム会社に入社した場合は外部のサウンド制作を管理するマネージメント業務の比率が高くなります。独立系のサウンド制作会社に入社した場合は、サウンド制作の業務比率が高くなります。

どちらの場合も募集数が少ないため、競争率は非常に高くなります。大手企業の場合、若干名の募集に対して500名近くが応募する場合もあり、サウンド制作の実力をつけることだけでなく、就職・転職対策も重要になります。

必要なスキル

サウンドクリエイターとして最も大切な能力は、やはりサウンド作成能力です。センスの良い楽曲を作成できるかどうかが重要視されます。ただ、作品の系統が、応募しようとする会社のカラーに合うかどうかというのも大切で、全く系統の違ったジャンルで抜群のセンスを発揮したとしても採用にはつながりません。応募する会社の代表作は一通り遊んで、曲の系統についても把握しておく必要があります。採用面接でも、自社タイトルの曲に関する質問はよく聞かれます。

また、ゲーム開発はチームで行われますし、受発注では高いレベルでの情報共有が求められますから、コミュニケーション能力の高さも求められます。いくら良い曲を作ったとしても、求められている曲と異なっていては意味がありませんので、しっかりとお互いの意見や慣性系のイメージをすり合わせられるコミュニケーション能力が必要です。

学歴は必要ありません。ゲーム業界の職種は実力主義であるため、面接時の作品応募の質によって採用が決められます。締め切り最終日は届く作品が多くなるため、早めに届いた作品の方が丁寧に評価されます。

転職エージェントで求人探し&転職アドバイスをもらう

転職エージェントを利用すれば、ゲームサウンドクリエイターの求人を見つけることができます。一般的な転職サイトでは自分で応募する必要がありますが、転職エージェントは担当のキャリアコンサルタントが自分の希望する条件で求人を見つけてくれますので、より自分の理想に近い求人を見つけることができます。

また、ゲームサウンドクリエイターを目指す人の中には「自分の能力で転職できるのか不安」という方も多いかと思いますが、転職エージェントではキャリアコンサルタントに客観的にアドバイスを貰うことができますので安心感もあります。面接のやり方や職務経歴書の書き方なども聞くことができますので、自信がない方は一度相談してみましょう。

登録料や利用料などは全て無料です。転職エージェントはあなたが入社した企業から報酬を受け取るため、転職者は1円も払うことなくサービスを受け取ることができます。

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